ケータイが死んでいて目覚ましがないみやたろうは心配になった。
明け方にモソっと起きて2段ベッドの上からそーっと降り、
下にあるリュックの中にある腕時計を取りに行った。
5時に起きればいいのだけど、まだ4時ちょっと過ぎ。
またそーっと上に戻って、少しだけ寝た。
5時になって、下からだーりんさんのケータイの目覚ましが鳴っているのに気づく。
二人でもそもそ起きて、ぼーっと支度をして、
寝ているチャールズとキャサリンを起こさないように、そっと部屋を出た。
目がショボショボする…。その目で、ネットができるところへ。
朝早いだけに、誰もいなかった。
でも日本人らしきおじさんが、ピンク色のサイトを見ていたけど、
私たちが来たのに気づいてウィンドウを閉じて去っていった。
カードを差し込んで、ネット開始!!
グレイハウンドの、サンディエゴ行きのバスを調べると…??
11時まであるらしい。ツアーから帰ってくるのが8時半だから、
多分間に合うかな?
すると、後ろから声をかけられた。日本語で。
振り返ると、さっきのおじさん。
話によると、今日はおじさんたちも私たちと同じところに行くんだそうだ。
娘さんがこっちに留学してるとかで、おじさんたちが旅行に来たらしい。
向こうで会えるといいですね〜とか言いながらお別れする。
チェックアウトを済ませる。フロントのお姉さんはいい感じだった。
外に出るとやっぱり寒かった。まだ6時半前だ。
聳え立つホテルの上の方は、霧がかかって真っ白だった。
前日の夜のような不気味な静けさの中を、質の違う人たちの前を、
足早に通り過ぎる。
目的の集合場所(ヒルトンホテル)に着いたはいいが、
ホテルのどこにバスが来るのかが分からない。
時間もまだあるので、ぐるっと一周してみた。
元の場所へ戻ると、私たちぐらいの年齢の女の子が数人、
日本語でツアーがどうのって話しているのが聞こえた。
少し離れたところに止まったバスを見にだーりんさんが離れた時、
私の後ろのホテルのドアから、
「ヨセミテへ行かれる方はこちらへお願いしまーす」
とおじさんが叫んだ。私は慌ててだーりんを呼び戻し、
ホテル内に入ったおじさんにツアー名を聞くと、違かった。
私たちの予約したバスツアーはパーラーカーツアー。
おじさんは、パーラーカーはもうちょっと奥にバスが来ますよと言った。
教えてくれた場所に行くと、何人か人がいた。
その中に日本人のこれまた男子学生らしき人がいて話しかけた。
どうやら同じツアーに参加するみたいだ。
そうこうしているうちにパーラーカーのバスが来た。
一人のおじさんがやってきて、私たちにパーラーカーの客かを聞いてきた。
そうですと言うと、ホテルの中に入るように指示された。
中にいた人もツアーの添乗員の一人だろうか。
おじさんが名簿を持っている。確認すると私たちの名前がなかった。
そんなことって!!?ゼッタイ予約したはずなのに!!
すると、片言の日本語を喋る人が、こっちに来いと案内した。
私たちをホテルの奥へと誘う。
だーりんが何かこの人危ない!と着いて行くフリをして一旦引き返したが、
さっきの外にいたおじさんに大丈夫と言われて、結局着いていった。
なんだ。フロントに行くんだったのか。
そこで英語で何か書かれた付箋をもらって、
名簿を持ってるおじさんに渡すように言われた。
先ほどの場所に戻ってその付箋を渡すと、おじさんは電話をかけ始めた。
私たちはどうなるんだろうと思っていたら…
名簿の次のページに、私たちの名前があった。良かった・・・。
やっとバスに乗って出発。
朝早かった私たちはすぐに爆睡。
途中の昼休憩でマックに行った。
そこでさっきの男子学生とだーりんが話したそうだが、
どうやらだーりんと同じ大学の院生なんだそうだ。しかもレベルが違うんだって。
お昼を食べて、また寝て、起きると山深い場所を走っていた。
道路の左側にはキレイな小さな川がずっと流れていて、
私はそればかり見ていた。ツアーのガイドは英語だからわかんないし。
しばらくして、バスがある場所に止まった。
降りると、ものっすごい日差しが強くて暑い!!!思わずパーカーを脱いだ。
目の前に広がるその景色は・・・
絶景だった。
つづく。
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