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2005年06月07日

太陽の人〜6〜

最終章です。最後だけを読んで欲しくないのがみやたろうの希望です。

1〜5をお読みになった方から、下の「続きを読む」からお入りください。


1〜5もここにリンクしておきます。

太陽の人〜1〜

太陽の人〜2〜

太陽の人〜3〜

太陽の人〜4〜

太陽の人〜5〜



最終章はやや長めになっております。ではごゆっくり…







いた







僕の中に  君はいた















君は病気で  小学生のときに  





長い闘病生活の甲斐もなく死んでしまった








日に日に弱っていく君を    僕は毎日病院に通って見守っていた













何故かわからない  











けれど














太陽のような君に














僕はいつも光をもらっていたから











弱いはずの君には  最期まで強い光が…
















僕は       君が好きだった       一つの答えに辿り着く














「本当に あのときの君なの?」







頷く君は  霞んでいる








僕が泣いているから?









違う  君は本当に













消えてしまいそうだった











「もう時間が―――」







時間…
















「私 あなたが好きです」














彼女は笑顔だった














君は  太陽だ














「僕も―――」









突然の風  









僕は 目の前の情景を疑った














彼女は  風にさらわれた














僕に太陽の微笑みを残して  消えた



僕の返事を聞かずに  いってしまった







これは現実か   それとも…
















ふと下を見ると  1匹の蝶









鮮やかな羽を持ったその蝶は   動かなかった







僕はそれを拾いあげる










「君は 蝶になったのかい?」













じゃあ  僕の返事をきいてくれないか














「僕は君が好きだ」














目にたまった涙が  粒となって落ち  蝶をぬらした







その蝶は僕の涙できらきら光って









そして消えていった











蝶の君も いってしまったのか










これは全て  夢なのだろうか

























光が眩しくて目を開けると






そこには真っ白な天井があった









上体を起こすと








周りには見慣れた日常があった














「やっぱり  長い夢…か」











でも  僕の顔には涙の跡があった



そして



彼女の手のぬくもりも…










天気のよい外へ    導かれるように テラスへ出る















「たとえ夢でも  



 君に逢えてよかった




 僕はもう一度    君から光をもらったよ」








空の彼方にいる君に向かって告げた












不意に ひらひらと視界をさえぎるもの














僕の手にとまったのは       夢の中の蝶










夢の中でもう一度逢えた       太陽の人








君に逢えてよかった







僕は 君の光で照らされた明日を 未来を  生きる




そして





いつか 僕の光を    君に…


fin.




ありがとうございました!!


よろしければ感想をお聞かせください。
※誹謗中傷は受け付けないのでお願いしますねm(__)m



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ニックネーム みやたろう at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己マン小説vv
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